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奨学金返済困難者必見!債務整理で学生ローンを整理する全知識

「奨学金の返済がキツくて、もう限界かも…」と夜も眠れない日々を過ごしていませんか?督促の通知が届くたびに胃が痛くなって、「このまま人生詰んじゃうのかな」って不安になりますよね。

実は僕も全く同じ状況でした。奨学金480万円に加えて、事業失敗で作った借金2,000万円。25歳の僕が背負ったリアルな数字です。正直に言うと、当時は「人生オワタ」と本気で思ってました。

この記事では、そんな奨学金返済困難者のあなたが借金地獄から完全に抜け出し、安心して眠れる夜を取り戻すための具体的な5つのステップを、僕の自己破産体験も踏まえて徹底解説します。

結論から言うと、奨学金も債務整理で解決できます。それは人生のゲームオーバーじゃなく、再スタートを切るための「リセットボタン」なんです。

2,000万円の借金を自己破産で整理し、今は債務整理の専門知識を持つ僕が、公的救済制度から債務整理まで、どこよりも分かりやすくその全てをお伝えします。

目次

正直、ヤバいかも…奨学金を返せないとどうなる?

延滞したらリアルに起こること【体験談】

「まさか自分に督促状が…」と他人事だと思っていませんか?僕もそうでした。奨学金を延滞すると、リアルにこんなことが起こります。

1. 督促の電話・ハガキが届く

まずはJASSO(日本学生支援機構)から「返済忘れてませんか?」という通知が来ます。最初は優しいんですが、無視してるとだんだんプレッシャーが強くなる。

僕の場合は事業の借金の督促と混じって、ポストを開けるのが本当に怖かったですね。

2. 延滞金が発生する

延滞すると、元金に加えて年3%の延滞金がかかります(令和2年4月以降)。たった3%と思うかもしれないけど、借金が減らないどころか増えていくのは精神的にかなりキツいです。

3. 保証人に連絡がいく

これが一番ヤバい。本人と連絡が取れないと、次は連帯保証人(多くは親)や保証人(親戚など)に連絡が行きます。隠していたことがバレる瞬間であり、信頼関係にヒビが入る最初のステップです。

ブラックリスト登録で人生に起こる「詰み」

延滞が3ヶ月以上続くと、あなたの個人信用情報に「延滞」という事故情報が登録されます。これがいわゆる「ブラックリスト」状態

これがどれだけヤバいことか。僕の経験も踏まえて言うと、こんな「詰み」状態になります。

  • クレジットカードが作れない・更新できない
  • スマホの分割払いができない
  • 自動車ローンや住宅ローンが組めない
  • 賃貸住宅の審査に通りにくくなる(保証会社が信用情報をチェックするため)

社会的な信用を失うって、こういうことなんだと痛感しました。

最終フェーズ「強制執行」で給料が差し押さえられる恐怖

督促を無視し続けると、最終的には裁判所から「支払督促」という通知が届き、それでも対応しないと給与や財産を差し押さえられる「強制執行」に至ります。

こうなると、裁判所から会社に連絡が行くので、借金の事実が職場にバレてしまいます。手取り給与の4分の1が、あなたの意思とは関係なく天引きされる。まさに「まさか」が現実になる瞬間です。こうなる前に、絶対に行動してください。

奨学金延滞から強制執行までの流れ

債務整理の前に!まず検討すべき公的な救済制度

いきなり「自己破産しかない…」と絶望する前に、JASSOが公式に用意している救済制度を絶対にチェックしてください。僕も最初はこれを検討しました。

【JASSO】減額返還制度|毎月の返済額を半分にする

これは、毎月の返済額を2分の1か3分の1に減額できる制度です。

例えば月2万円の返済が、1万円や約6,700円になる。返済総額は変わりませんが、目先の負担を軽くできます。災害や傷病、経済的な理由で返済が厳しい場合に利用できます。

詳しくは「月々の返還額を少なくする(減額返還制度) | JASSO」でご確認ください。

【JASSO】返還期限猶予制度|一時的に返済をストップする

これは、一定期間、返済そのものをストップしてもらう制度です。最長で10年間、返済を待ってもらえます。失業や病気、経済困難など、やむを得ない事情がある場合に利用できます。

僕も事業に失敗して無職になった時、この制度の利用を真剣に考えました。

これらの手続きは、JASSOの「スカラネット・パーソナル」からオンラインで申請できるので、まずは自分が対象になるか確認してみてください。

公的制度のメリットと「限界点」

これらの公的制度の最大のメリットは、信用情報に傷をつけずに(ブラックリストに載らずに)ピンチを乗り切れることです。

でも、正直に言うと、これは「一時しのぎ」の側面が強い。減額や猶予をしてもらっても、借金の元本は1円も減りません。

僕のように奨学金以外にも多額の借金がある場合や、収入が回復する見込みが立たない場合は、根本的な解決にはならない、という限界点も知っておく必要があります。

奨学金で使える債務整理3つの選択肢を徹底比較

公的制度でも解決できない…となったら、いよいよ債務整理の出番です。奨学金で使えるのは主にこの3つ。

任意整理:他の借金がある人向けの選択肢

裁判所を通さず、弁護士がカード会社などと直接交渉して、将来の利息をカットしてもらう方法です。

ただし、奨学金はもともと金利が低いので、任意整理をしても返済額はほとんど変わりません。なので、奨学金「だけ」を任意整理するメリットはほぼゼロ。

消費者金融やカードローンなど、他に高金利の借金がある場合に、そちらを整理して奨学金の返済原資を確保する、という使い方になります。

個人再生:借金を大幅に圧縮する再生計画

裁判所に申し立てて、借金を5分の1から10分の1程度に大幅に減額してもらい、原則3年で分割返済していく方法です。

自己破産と違って、持ち家などの財産を残せる可能性があるのがメリット。ですが、手続きが複雑で、弁護士費用も高め(50万~)になる傾向があります。

奨学金を含めた借金総額が大きいけど、自己破産は避けたい、という人向けの選択肢です。

自己破産:支払い義務をゼロにする最終手段【僕が選んだ道】

結論から言うと、僕はこの自己破産で人生をリセットしました。

裁判所に「この人はもう支払い能力がありません」と認めてもらう(免責許可)ことで、奨学金を含むほぼ全ての借金の支払い義務がゼロになります。

もちろん、持ち家や車など20万円以上の価値がある財産は手放す必要がありますし、信用情報にも5年~7年は事故情報が載ります。

でも、僕の場合は借金が2,000万円を超えていて、どう考えても返済は不可能でした。督促に怯える毎日から解放され、ゼロから再スタートを切るために、この道を選びました。

【最重要】債務整理で保証人(親など)はどうなる?

ここが一番大事なポイントです。絶対に目を背けないでください。

結論:保証人には100%影響が出る

あなたが債務整理(特に自己破産・個人再生)をすると、保証人(多くの場合は親)に残額が一括で請求されます。これは避けようのない事実です。

JASSOの奨学金には「人的保証」(親などが保証人になる)と「機関保証」(保証料を払って保証機関に保証してもらう)の2種類があります。もしあなたが「人的保証」を選んでいたら、あなたの借金は親の借金になります。

債務整理の種類別・保証人への影響

  • 任意整理 → 整理の対象から奨学金を外せば、保証人に請求は行きません。でも、それでは根本解決にならないことが多いです。
  • 個人再生・自己破産 → あなたの支払い義務が減額・免除された瞬間に、JASSOは保証人に「残りを一括で払ってください」と請求します。

保証人も支払えない場合は、保証人自身も債務整理を検討する必要が出てきます。親子で自己破産、というケースも少なくありません。

正直に話す勇気【僕が一番後悔したこと】

僕が一番後悔したのは、親に話すのが遅れたことです。

「起業に失敗して、自己破産するかもしれない」

この一言が、どうしても言えなかった。プライドが邪魔をして、ギリギリまで隠そうとしてしまいました。結果、弁護士から説明を受けて初めて事の重大さを知った親を、ひどく混乱させ、心配をかけ、関係がこじれかけました。

あなたの失敗談を繰り返さないために、僕からアドバイスできるのは一つだけです。

「弁護士に相談する前に、まず親に話してください」

つらいし、情けないし、本当に勇気がいると思います。でも、どうせバレるんです。だったら、自分の口から、誠意をもって正直に話すのが、唯一の正解です。

弁護士選びで失敗しないための超実践的ステップ

親に話す覚悟が決まったら、次は専門家である弁護士を探します。でも、どうやって?

Step1:スマホでOK!まずはオンライン無料相談を使い倒す

いきなり事務所に行くのはハードルが高いですよね。今は多くの弁護士事務所がLINEやZoom、電話で無料相談をやっています。

僕も最初はスマホで3つの事務所にオンライン相談を申し込みました。そこで話を聞くだけでも、自分の状況が整理されるし、弁護士との相性もわかります。まずは気軽に、情報収集のつもりで使ってみるのがおすすめです。

Step2:「奨学金問題に強いか」を見極める質問リスト

弁護士なら誰でもいいわけではありません。特に奨学金問題は、保証人への対応がカギになるので、経験が重要です。相談時に、こんな質問をぶつけてみてください。

  • 「債務整理、特に自己破産の実績はどのくらいありますか?」
  • 「奨学金の案件を扱った経験はありますか?」
  • 「保証人への影響と、その対応策について詳しく教えてください」
  • 「費用は総額でいくらくらいかかりますか?分割払いは可能ですか?」

これらの質問に、明確に、分かりやすく答えてくれる弁護士を選びましょう。

Step3:費用体系をクリアにする【法テラスも検討】

弁護士費用が不安なのは当然です。費用には主に「着手金(最初に払うお金)」と「成功報酬(解決後に払うお金)」があります。多くの事務所が分割払いに対応してくれるので、一括で払えなくても諦めないでください。

また、収入が一定以下などの条件を満たせば、「法テラス(日本司法支援センター)」という公的機関が利用できます。 弁護士費用を立て替えてくれて、月々5,000円~10,000円程度の分割で返済できる制度です。

無料相談もできるので、費用で悩んでいるなら、まず法テラスに問い合わせてみるのも一つの手です。

よくある質問(FAQ)

Q: 債務整理したら、保証人である親に請求が行きますか?

A: はい、残念ながら人的保証の場合はほぼ確実に行きます。特に自己破産や個人再生の場合、あなたに代わって保証人が返済義務を負うことになります。 そのため、手続きの前に必ず保証人に相談することが絶対条件です。

Q: 自己破産したら、もう二度とローンは組めませんか?

A: いいえ、一生ではありません。信用情報機関に事故情報が登録される期間(5年~7年程度)はローンを組んだりクレジットカードを作ったりすることが難しくなります。 しかし、その期間が過ぎれば、再び審査に通る可能性は十分にあります。僕も今はちゃんとクレジットカードを持てています。

Q: 会社にバレることはありますか?

A: 基本的に、弁護士や裁判所から会社に連絡がいくことはありません。ただし、自己破産をすると「官報」という国の新聞のようなものに名前が載ります。 一般の人が見ることは稀ですが、警備員など一部の職業では制限がかかる場合があります。

Q: 奨学金以外の借金(カードローンなど)も一緒に整理できますか?

A: はい、できます。むしろ、債務整理はすべての借金を対象に行うのが原則です。奨学金と消費者金融など、複数の借金がある場合は、まとめて整理することで根本的な解決につながります。

Q: 弁護士費用が払えなくても相談できますか?

A: できます。多くの法律事務所では初回相談は無料です。 また、費用の分割払いに対応してくれたり、収入が低い場合は法テラスの民事法律扶助制度を利用できたりするので、まずは諦めずに相談することが重要です。

まとめ

奨学金の返済問題は、正直言ってめちゃくちゃしんどいですよね。僕も事業の失敗と重なって、本当にどん底でした。でも、覚えておいてほしいのは、解決策は必ずあるということです。

まずはJASSOの「減額返還」や「返還期限猶予」が使えないか確認する。それでも厳しいなら、債務整理が強力な選択肢になります。特に、保証人への影響は絶対に無視できないポイントなので、腹を割って話す勇気を持ってください。

この記事を読んで、「自分も何とかできるかも」と少しでも思えたなら、今日のあなたのアクションは「スマホで弁護士の無料相談を予約する」ことです。それが人生をリセットするための、一番小さくて、でも一番重要な一歩になります。

失敗は終わりじゃありません。そこからどう立ち上がるかが全てです。僕もここから再起しました。次はあなたの番です。

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この記事を書いた人

IT系スタートアップ起業失敗から自己破産を経験した28歳ブロガー。大手IT企業エンジニア出身で、現在はWebマーケターとして再起。同じ境遇の人々に向けて包み隠さない失敗談と具体的な債務整理情報を発信し、再チャレンジを応援している。

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